ゆうこ 管理者 正看護師
元々、急性期で働く中で、在宅でも可能な患者様がご家庭の都合で帰れなかったり、サポート体制さえあれば自宅で過ごせる方が入院されてくる中で、もっと自宅でのケアが出来れば、入院しなくても済んだのではという思いが何度もありました。手術後の経過の中で誤嚥性肺炎を繰り返し、入院を繰り返す患者様の家族から、「主任さんが家に来てくれるなら、家で看てあげたいんよ」と言われ、患者様、家族の想いに寄り添う看護を望む私の想いと重なり、生活の中の看護、地域の中の看護を提供したいと思うようになり、その人らしく生活しながら、病気と共存する訪問看護を。お母さんが子供を看るような、温かい家庭の看護、訪問看護という形で提供したいという思いからです。
また、女性の職場と言われる看護の中で、子育てや介護で仕事を辞めなくてはならない人達も見てきました。「看護師になりたい」という思いで取った免許を生かせる場の提供もしたいと思いました。働ける時間に働ける場の提供、働ける時間に技術の研鑚、その場が持てる事で、いつまでも看護師として社会の中に自分の場所も持てる事で、女性の自立のサポートも行えると思いました。